筋トレはダイエットに逆効果!?正しい筋トレとダイエットとは。

2024/09/26 ブログ
ロゴ

筋トレがダイエットに良くないなんて聞くと、「え、マジで?」って思いますよね。

だって、みんな「筋トレは脂肪燃焼に効くし、筋肉をつけてスリムになろう!」って言ってるじゃないですか。

もちろん、筋トレはとても健康に良いし、体づくりには欠かせないんですが、

もし「ダイエット=体重を減らすこと」という視点で考えると、実は筋トレがダイエットの障害になることもあるんです。

 

1. 筋肉は脂肪より重い

まず、筋トレをすると筋肉が増えます。

でも、ここでひとつ問題があります。

筋肉は脂肪よりも重いんです!

これは、体重計に乗るたびに「あれ、体重が増えてる?痩せるために筋トレしてるはずなのに!」という現象を引き起こします。

 

筋肉は脂肪よりも密度が高いため、同じ体積でも筋肉のほうが重くなるんです。

だから、筋肉が増えると体重は減りにくくなるどころか、場合によっては増えてしまうことも。

その結果、体重計の数字だけを見て「全然ダイエットがうまくいってない!」と落ち込んでしまうことがあります。

 

でも、これは決して悪いことではないんです。筋肉が増えたことで代謝も上がっているし、体脂肪が減っている可能性も高いです。しかし、体重にあまり変化がなければ落ち込んでしまう方が多いのは、ダイエットの認識を根底から勘違いされている人が多いのです。

 

大前提として、ダイエットでは体重を落とすことも重要ですが、体脂肪率を減らすという事を重要視したほうが、メリハリがある綺麗なボディラインを作る事が可能となります。

 

 

2. 「今日は頑張ったから、ちょっとくらい…」の罠

筋トレ後、「今日は頑張ったからご褒美にちょっと多めに食べちゃおう!」と思うこと、ありませんか?

これ、ダイエットには危険な心理トリックです。

筋トレで消費したカロリーを過大評価してしまうことがよくあるんです。

 

たとえば、30分の筋トレで消費するカロリーはおよそ200〜300キロカロリーくらいです。

しかし、その後「今日はたくさん運動したから、このケーキぐらい食べても平気!」と高カロリーなおやつに手を伸ばすと、たちまちそのカロリーを取り戻してしまいます。

ケーキ一切れは軽く300〜400キロカロリーなんてこともありますからね。

結果的に、筋トレのおかげで消費したカロリー以上に食べてしまい、体重が減らないどころか増えてしまうこともあるんです。

自分へのご褒美の量や頻度には注意が必要ですね。

 

3. 筋肉が増えても基礎代謝は劇的に上がらない

「筋トレをすると基礎代謝が上がるから、何もしなくても痩せやすくなる!」という話、聞いたことありますよね。

確かに、筋肉がつくと代謝は上がります。でも、残念ながらそれはそんなに大きな変化ではありません。

 

具体的には、1キログラムの筋肉が増えると、1日に消費するカロリーは約10〜20キロカロリーしか増えないんです。

つまり、筋肉をつけたからといって急に大量のカロリーが消費されるわけではないんです。

しかし、前述した通り、見た目を変化させるなら筋トレは必須となります。

体重を落とすことも重要ですが、メリハリがある美しいボディラインを手に入れる事がダイエットの本当の目指すべき形ではないでしょうか?

 

4. 筋トレだけでは脂肪が効率的に燃えない

筋トレ自体は脂肪燃焼にはあまり効率的ではない場合があります。

なぜなら、筋トレは主に筋肉を鍛えるための運動で、脂肪を直接的に燃やすのは有酸素運動のほうが得意だからです。

 

例えば、ランニングや水泳のような有酸素運動は、エネルギー源として体内の脂肪を使いますが、筋トレは短時間で高強度の運動なので、主に筋肉に蓄えられたグリコーゲン(炭水化物)が使われます。

なので筋トレ+有酸素運動ができれば、細くてしなやかな美しい体づくりをする事が可能となります。

 

まずは日々の生活でエスカレーターを使っているなら、意識して階段を使ってみる。などから始めてみましょう。

 

5. 筋トレによる過度なストレス

筋トレは体に負荷をかける運動です。

適切な負荷は筋肉を成長させますが、過度な負荷は逆にストレスホルモンであるコルチゾールを分泌させてしまうことがあります。

このコルチゾール、実は脂肪を溜め込みやすくする働きがあり、特にお腹周りに脂肪がつきやすくなってしまうんです。

 

さらに、過度な筋トレによる疲労感が日常生活の活動量を減らしてしまうこともあります。

筋トレ後にぐったりしてソファに座りっぱなし…なんてことになると、消費カロリーが思ったより少なくなってしまいます。

そうすると、筋トレの効果を打ち消してしまい、結果として体重が減らない、あるいは増えてしまうことがあるんです。

 

結論:筋トレはダイエットの「敵」ではないけど…

筋トレは決してダイエットに悪いわけではありません。むしろ、筋肉をつけることは健康や見た目にとっても重要な要素です。

しかし、「筋トレだけで痩せる」と思っていると、意外とダイエットがうまくいかないこともあるんです。

 

ダイエットに成功するためには、筋トレだけでなく、バランスの取れた食事、有酸素運動、そして適切な休息が大切です。

そして、体重計の数字に一喜一憂するのではなく、体脂肪率や見た目の変化に目を向けることが重要です。

体重の数字に一喜一憂してしまう方は、ダイエットに失敗する方が多い傾向にあります。

和食中心の食事、週2回の筋トレと有酸素運動が行えれば、体重の変化のリズムを気にしなくても、理想の体に近づく事が可能となります。

さあ、あなたも今日から体重の増減だけに一喜一憂せずに、正しい食事と適度な筋トレや有酸素運動を取り入れ、見た目を重視したダイエットを始めていきましょう!